概要#
KAT-TUN(カトゥーン)は、日本の男性アイドルグループである。2001年に結成され、2006年にCDデビューを果たした。グループ名は、結成時のメンバー6人のイニシャルを組み合わせたものであり、それぞれが個性的かつ高いパフォーマンス能力を持つことで知られる [1]。
歴史・背景#
結成とJr.時代#
KAT-TUNは、2001年に当時ジャニーズJr.であった亀梨和也、赤西仁、田口淳之介、田中聖、上田竜也、中丸雄一の6名によって結成された [1]。グループ名は、メンバーの頭文字(K: 亀梨、A: 赤西、T: 田口、T: 田中、U: 上田、N: 中丸)に由来し、「cartoon」(漫画)や「勝つ運」といった意味も込められている [2]。
結成当初は、先輩グループであるKinKi Kidsの堂本光一が主演を務める舞台『SHOCK』のサポートメンバーとして活動を開始した [3]。その後、テレビ番組『ポップジャム』(NHK)にレギュラー出演し、ジャニーズJr.ながら異例の単独コンサート開催やCDデビュー前の冠番組を持つなど、高い人気を獲得していった [4]。特に、そのワイルドでクールなパフォーマンススタイルは、当時のジャニーズJr.の中でも異彩を放っていたとされている [5]。
CDデビュー#
長きにわたるJr.期間を経て、KAT-TUNは2006年3月22日にシングル「Real Face」、アルバム「Best of KAT-TUN」、DVD「Real Face Film」の3作同時リリースという異例の形でCDデビューを果たした [6]。これらの作品は全てオリコンチャートで初登場1位を記録し、史上初の快挙を達成した [6]。デビューシングル「Real Face」はミリオンセラーを記録し [7]、その年の年間シングルランキングでも上位に食い込むなど、華々しいデビューを飾った。
メンバーの脱退と活動休止#
デビュー後も精力的に活動を続けるKAT-TUNであったが、メンバーの脱退が相次いだ。
- 赤西仁: 2010年7月にグループを脱退し、ソロ活動に専念する形となった [8]。
- 田中聖: 2013年9月にジャニーズ事務所との専属契約を解除され、グループを脱退した [9]。
- 田口淳之介: 2016年3月にグループを脱退し、ジャニーズ事務所を退所した [10]。
度重なるメンバーの脱退により、グループは結成時の6人から3人体制となった。これを受け、KAT-TUNは2016年5月1日の東京ドーム公演を最後に、「充電期間」と称して一時的にグループ活動を休止することを発表した [11]。
活動再開と現在#
約2年間の充電期間を経て、KAT-TUNは2018年1月1日の『ジャニーズカウントダウンコンサート 2017-2018』にて活動を再開した [12]。同年4月にはシングル「Ask Yourself」をリリースし、再始動後初のツアーも開催した [13]。
現在は亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の3名で活動しており、個々のメンバーが俳優、タレント、司会など多方面で活躍しながら、グループとしても音楽活動やテレビ出演を続けている [14]。
主要な内容#
音楽性#
KAT-TUNの音楽性は、デビュー当初からロック色の強い楽曲や、ヒップホップ、ダンスミュージックの要素を取り入れた楽曲が多いのが特徴である [15]。攻撃的でクールなサウンドと、メンバーの歌唱力やラップスキルが組み合わさることで、独自の音楽スタイルを確立している。また、バラードやポップな楽曲も発表しており、幅広いジャンルの音楽に挑戦している [16]。
パフォーマンス#
KAT-TUNのライブパフォーマンスは、その高いエンターテインメント性で知られている。炎や水、フライングなど、大規模な演出を積極的に取り入れることで、迫力あるステージを作り上げている [17]。メンバーそれぞれの個性を活かしたソロコーナーも特徴であり、ファンを魅了している。また、ダンスパフォーマンスや歌唱力も高く評価されており、特にグループ全体での一体感のあるパフォーマンスは圧巻とされている [18]。
メンバー#
現在のメンバーは以下の3名である。
- 亀梨和也(Kazuya Kamenashi)
- 生年月日: 1986年2月23日
- グループのセンターを務めることが多く、高い歌唱力と表現力を持つ。俳優としても多数のドラマや映画に出演し、主演も務めている [19]。
- 上田竜也(Tatsuya Ueda)
- 生年月日: 1983年10月4日
- 力強い歌声が特徴で、作詞・作曲も手掛けることがある。バラエティ番組でのユニークなキャラクターも人気を集めている [20]。
- 中丸雄一(Yuichi Nakamaru)
- 生年月日: 1983年9月4日
- ボイスパーカッション(ヒューマンビートボックス)を得意とし、グループの楽曲に独特のリズム感を与えている。情報番組のコメンテーターや漫画家としても活動している [21]。
主な作品#
シングル#
- 「Real Face」(2006年)
- 「SIGNAL」(2006年)
- 「僕らの街で」(2006年)
- 「喜びの歌」(2007年)
- 「Keep the faith」(2007年)
- 「LIPS」(2008年)
- 「DON'T U EVER STOP」(2008年)
- 「White X'mas」(2008年)
- 「ONE DROP」(2009年)
- 「RESCUE」(2009年)
- 「Love yourself 〜君が嫌いな君が好き〜」(2010年)
- 「Going!」(2010年)
- 「CHANGE UR WORLD」(2010年)
- 「ULTIMATE WHEELS」(2011年)
- 「WHITE」(2011年)
- 「RUN FOR YOU」(2011年)
- 「BIRTH」(2011年)
- 「TO THE LIMIT」(2012年)
- 「不滅のスクラム」(2012年)
- 「FACE to Face」(2013年)
- 「In Fact」(2014年)
- 「Dead or Alive」(2015年)
- 「KISS KISS KISS」(2015年)
- 「TRAGEDY」(2016年)
- 「UNLOCK」(2016年)
- 「Ask Yourself」(2018年)
- 「Roar」(2021年)
- 「We Just Go Hard feat. AK-69 / EUPHORIA」(2021年)
- 「CRYSTAL MOMENT」(2022年)
- 「Fantasia」(2023年)
- 「ゼロからイチへ」(2023年)
アルバム#
- 「Best of KAT-TUN」(2006年)
- 「cartoon KAT-TUN II You」(2007年)
- 「KAT-TUN III -QUEEN OF PIRATES-」(2008年)
- 「Break the Records -by you & for you-」(2009年)
- 「NO MORE PAIИ」(2010年)
- 「CHAIN」(2012年)
- 「come Here」(2014年)
- 「KAT-TUN 10TH ANNIVERSARY BEST “10Ks!”」(2016年)
- 「CAST」(2018年)
- 「IGNITE」(2019年)
- 「Honey」(2022年)
- 「Fantasia」(2023年)
関連事項#
テレビ番組#
KAT-TUNは、デビュー前から数々のテレビ番組に出演してきた。特に冠番組としては、『カートゥンKAT-TUN』や『KAT-TUNの世界一タメになる旅!』シリーズなどが知られている [22]。これらの番組では、歌やダンスといったアイドル活動とは異なるメンバーの素顔やバラエティ能力が発揮され、幅広い層からの支持を得た。
舞台活動#
メンバーは個々で舞台活動も積極的に行っている。特に亀梨和也はジャニー喜多川が企画・構成・演出を手掛けた舞台『DREAM BOYS』シリーズで長年主演を務め、高い評価を得ている [23]。上田竜也も自ら座長を務める舞台を経験しており、中丸雄一も舞台に出演するなど、表現の場を広げている。
社会貢献活動#
KAT-TUNは、東日本大震災の復興支援プロジェクト「Marching J」に参加するなど、ジャニーズグループの一員として社会貢献活動にも力を入れている [24]。
脚注
- ジャニーズ事務所公式サイト「KAT-TUN」プロフィール。↩
- 『POTATO』2006年4月号、学習研究社。↩
- 『Myojo』2001年10月号、集英社。↩
- 『ザテレビジョン』2002年12月20日号、KADOKAWA。↩
- 『オリ★スタ』2006年3月27日号、オリコン・エンタテインメント。↩
- 「KAT-TUN、史上初のデビュー3冠達成!」ORICON NEWS↗、2006年3月27日。↩
- 「KAT-TUN、デビューシングルがミリオン達成!」ORICON NEWS↗、2006年6月19日。↩
- 「赤西仁、KAT-TUNを脱退しソロ活動へ」ORICON NEWS↗、2010年7月19日。↩
- 「田中聖、ジャニーズ事務所と契約解除 KAT-TUN脱退」ORICON NEWS↗、2013年9月30日。↩
- 「田口淳之介、KAT-TUN脱退・事務所退所を表明」ORICON NEWS↗、2015年11月24日。↩
- 「KAT-TUN、充電期間を発表 3人で再出発へ」ORICON NEWS↗、2016年3月14日。↩
- 「KAT-TUN、充電期間終え活動再開! カウコンで華麗な復活」ORICON NEWS↗、2018年1月1日。↩
- 「KAT-TUN再始動シングル「Ask Yourself」4・18発売決定」ORICON NEWS↗、2018年2月22日。↩
- ジャニーズ事務所公式サイト「KAT-TUN」メディア出演情報。↩
- 『WHAT's IN?』2006年4月号、ソニー・マガジンズ。↩
- 『CDでーた』2007年4月号、角川マガジンズ。↩
- 『月刊Songs』2008年7月号、ドレミ楽譜出版社。↩
- 『オリ★スタ』2009年5月18日号、オリコン・エンタテインメント。↩
- 亀梨和也↗プロフィール。↩
- 上田竜也↗プロフィール。↩
- 中丸雄一↗プロフィール。↩
- 日本テレビ公式サイト「KAT-TUNの世界一タメになる旅!」番組情報。↩
- 「亀梨和也、『DREAM BOYS』10周年主演に意気込み」ORICON NEWS↗、2014年7月2日。↩
- 「ジャニーズ、復興支援プロジェクト『Marching J』始動」ORICON NEWS↗、2011年3月15日。↩
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